창작과 비평

季刊 『創作と批評』について

季刊『創作と批評』(以下『創批』)は韓国内で最も代表的な文芸学術誌の一つです。独裁政権に対する抵抗と活発な社会活動への参加によって軍事政権下にて廃刊となり、1988年度に復刊されるまで7年という長い年月多くの試練を乗り越えてまいりました。社会的な問題だけでなく文学と批評に至るまで季刊『創批』は韓国で最も多くの発行部数を誇る雑誌です。

 

創作と批評創造的な論議の産室

季刊『創批』は1966年度に創刊されました。1970年代、朴正熙(バク・ジョンヒ)軍事政権の弾圧に立ち向かい、韓国の読者の熱烈な支技を受けた季刊『創批』は分断時代の民族民主運動の場であり、真の民族文学の拠点でありました。しかし1980年、全斗煥(ジョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)軍事政権が新たに立てられ、雑誌は廃刊となり、1985年には出版社の登録まで取り消されました。このような試練のなか、1987年6月、民主抗争が起り、季刊『創批』は復刊されました。復刊後、時代的な背景と知的環境が急変する状況下で、鋭くも柔軟な立場をとりつつ民主化のための民族運動に対する一貫した論理を守ってきました。季刊『創批』は重要な文学作品を刊行しながら多様化される文学世界において意味のある中心的役割を果たしてまいりました。季刊『創批』は韓国を代表する文芸季刊誌として韓国の現代史に貢献し民族文学の生の教科書として不動の位置を占めております。1988年通巻100号の発刊は韓国の季刊誌史上、類のない記録であり、2006年度、通巻131号をもって創刊40周年記念号を発刊いたしました。

 

世界的な学者たちのとコミニュケーションの場

季刊『創批』は文学作品だけでなく学術的な論文なども紹介しております。座談や対談を通して社会科学や女性学、環境問題における最新の論議を分析することにより、季刊『創批』は討論文化の模範となっております。分断時代の歴史学の現在性を鋭く分析した姜萬吉(カン・マンキル)教授をはじめとする多くの著者らの論文や「ベトナム戦争 」のような李泳禧(リ・ヨンヒ)教授の社会評論、故朴玄埰(パク・ヒョンチェ)教授の経済評論などは『創批』編集者である白樂晴(ベク・ナッチョン)の民族文化論及び分断体制論とも密接な関連を持っています。復刊以降、‘韓国資本主義の論争’ ‘東アジア平和論’ ‘分断体制論’ ‘近代適応と近代克服の二重課題論’ ‘新たな生態論的な視角’ ‘21世紀の韓国社会の発展戦略’ など、数多くの論議が繰り広げられています。ブルース・カミングス(Bruce Cumings)、イマニュエル・ウォーラーステイン(Immanuel Wallerstein)、フレデリック・ジェイムソン(Frederick Jameson)、和田春樹、ペリー・アンダーソン(Perry Anderson)、ボリス・カガルリッキー(Boris Kagarlitsky)、チャールマズ・ジョンソン(Chalmers Johnson)など、世界的に著名な学者たちとの対談及び彼らの寄稿論文を通して世界の問題を実感すると同時に我々の問題を世界的な視覚で見つめ、論議を深める場をも設けてまいりました。

 

創刊半世紀朝鮮半島知性きた歴史 創作批評

2006年、創刊40周年を迎えて創批は「運動性の回復」を闡明しながら、韓国社会の改革課題と朝鮮半島次元の分断体制の克服、そして東アジア地域連帯の発展と、ひいては世界体制そのものの転換を通じた新しい人類文明の建設という召命を決意しました。このためにいろんな分野の進歩改革的知識人、文筆家、市民運動家と協力して民間シンクタンクである(社)セギョ研究所を設立しました。同時に緊急なイシューに対応するオンライン姉妹誌の『創批週間論評』を創刊するなど、読者たちと共に呼吸するために努めてきました。このような努力は2016年創刊50周年を迎えて一層倍加されることを約束いたします。

 

季刊『創作と批評』の略歴

1966年 『創作と批評』創刊号(1966 冬号)発行
1973年 万海文学賞創設、第1回受賞作、申庚林(シン・キョンリム)詩集『農舞』
1974年 出版社、創作と批評社設立
1975年 『創作と批評』 夏号 発売禁止
1980年 非常戒嚴下、言論統廢合処置により、夏号(56号)をもって『創作と批評』廃刊
1982年 申東曄(シン・ドンヨッ)創作基金創設、第1回受賞者、小説家、李文求(イ・ムング)
1985年 不定期刊行物『創作と批評』発行 登録なしで定期刊行物を発行したという理由をもって出版社登録取り消し。 ‘創作と批評社の登録取り消しに対する知識人2,853名の建議文’発表など、国内外の抗議運動起る。
1986年 ‘創作社’の名で出版社新規登録
1987年 6月民主抗争に力を得て『創批1987』刊行
1988年 季刊『創作と批評』登録、復刊(通巻59号)
1989年 『創作と批評』冬号に黃晳暎(ファン・ソッヨン)の北朝鮮訪問記「人が住んでいた」掲載。 これにより、李始榮(イ・シヨン)主幹らが国家保安法違反の疑いで起訴される。
1991年 『創作と批評』創刊25周年を迎え、光州(クァンジュ)、釜山(プサン)、大邱(テグ)にて文学講演会。ソウルにて祝宴、記念新作小説集『友情半世紀』刊行。
1994年 創批新人評論賞創設
1996年 季刊『創作と批評』創刊30周年を迎え、国際学術大会 ‘新たな全地球的文明に向けて’ 開催
1998年 通巻100号(98年夏号)発刊記念、学術討論会 ‘IMF時代、我々の課題と世紀末の文明への転換’ 開催
1998年 創批新人小説賞創設
1999年 白石文学賞創設
2001年 創批新人詩人賞創設
2003年 坡州(パジュ)出版都市へ出版社の社屋移転 (株)創作と批評社から(株)創批へと社名変更
2005年 創批・市民行動共同シンポジウム ‘87年体制の克服を目指して: 憲法と社会構造への批判的省察’ 開催
2006年 季刊『創作と批評』創刊40周年記念号発行
インタ―ネット コラム 『創批週間論評』 刊行
創刊40周年記念 『連帯としての東アジアと雑誌の役割: 東アジアの批判的雑誌の編集者国際会議』(6.9~10) 開催
2008年 細橋硏究所 公開シンポジウム 『傾いた分斷體制, 代案お作る時だ: 南北聯合と韓半島 先進社會 建設』(9.19) 開催
2009年 創批言説總書 『二重課題論』 『87年體制論』 『新自由主義代案論』(4月) 出刊
2010年 季刊『創作と批評』 通巻150号(2010年 冬号)発行, 電子影印本(1-150号)発刊
2016年 季刊『創作と批評』創刊50周年記念号(通巻171号)発行
創刊50周年を記念して<東アジアで「大転換」を問う:2016東アジアの批判的雑誌会議>(6.20~21)およびデヴィッド・ハーヴェイ(David Harvey)招請講演<実現の危機と日常生活の変貌(Realization Crises and the Transformation of Daily Life)>(6.21)を開催。
創批談論叢書第5巻『変革的中道論』(9月)を出版。