[対話] 韓国思想とは何か:創批韓国思想選の出版にあてて/ペク・ミンジョン、イム・ヒョンテク、ホ・ソク、ファン・ジョンア
対話
連続企画「 K言説を模索する」は、『創作と批評』創刊60周年である2026年を迎えて企画された『創批韓国思想選』一次分出版を記念して、特別に〔対話〕のコーナーで行われることになった。西欧の言説の限界が議論される時点において、地球的な危機を突破し、文明の大転換の成就に韓国思想がいかに貢献できるかを、カトリック大学哲学科のペク・ミンジョン教授、成均館大学のイム・ヒョンテク名誉教授、円光大円仏教学科のホ・ソク教授、文学評論家のファン・ジョンア氏が議論する。 Kカルチャー、K文学に続いて、K思想とは何かが問われる現在、討論者らは韓国思想のアイデンティティとは何かを問う。他の異なる思想や哲学という単一の範疇で括ることができない韓国思想は、実践性や経世意識においてその独創性を見出すことができる。儒教的な国づくりを夢見てきた思想家たちはもちろんのこと、宗教思想、政治思想、文人、女性など、多様な分野の思想家が含まれたのが、今回の「創批韓国思想選」の格別な特徴である。地球的な難題が凝固した地点としての朝鮮半島が、むしろ新たな思想の水源になりうることを学ぶ契機となるだろう。