창작과 비평

「創批言説總書」 出版

創批が2000年代に入ってから本格的に提起してきた批判的言説を單行本の形式に編纂したシリーズである「創批言説總書」が2009年4月に刊行された。1970年代から1990年代にかけて「民族文學論」、「分斷體制論」、「東アジア論」のような韓国知識地形に大きな影響を与えた実践的な理論を開拓してきた「創批」は、2000年代に入っても「二重課題論」、「87年體制論」、「新自由主義代案論」などで議論を呼び起こしてきた。この「創批言説總書」は外国の理論を無批判的に受け入れて韓国社会の現実を裁断する態度を脱皮して、海外の理論から参考にすべきの点の中から適切な部分は受容するが、どこまでも「實事求是」の姿勢を保って韓国の実情に合う理論を定立して主體的な観点を確保しようとする。一次分として刊行されたこの三冊には1990年代末から現時点まで書かれた33編の論爭的な論文が收錄されている。来年にもこのシリーズの後續單行本として「變革的中道主義論」、「國家聯合論」、「分斷體制克服論」などを相次ぎに刊行する予定である。


 

「創批言説總書」第一巻   二重課題論  : 近代適應と近代克服の二重課題  (李南周 編)
序章 近代の二重課題とは何か
第1部   二重課題論の提起と展開
韓半島での植民性問題と近代韓國の二重課題 | 白樂晴
グローバルな資本主義と韓半島の變革 | 李南周
東アジア論と近代適応-近代克服の二重課題 | 白永瑞
大韓民國60年の内と外、そしてアイデンティティ | 洪錫律
フェミニズムと近代性 | 金英姬
第2部 二重課題論をめぐる論争
民主主義、成長論理、農業的循環社會 | 金鍾哲
近代韓國の二重課題とグリーン言説 | 白樂晴
第3部 二重課題論と関連した文獻
市民文學論から近代克服論まで | 宋承哲
世界體制の外はない | 崔元植

 

「創批言説總書」第二巻  87年體制論  : 民主化以後における韓國社會の認識と新たな展望
(金鍾曄 編)
序章 87年體制論に寄せて
第1部 87年體制論の提起
分斷體制と87年體制 | 金鍾曄
6月抗爭20周年にみた87年體制 | 白樂晴
第2部 87年體制議論の擴散
「87年體制」、「97年體制」と民主改革運動の轉換的危機 | 曺喜昖
87年體制か、97年體制か | 金皓起
ロウソク抗争と87年體制 | 金鍾曄
先進化言説と87年體制 | 白樂晴
第3部 87年體制の政治ㆍ經濟學
民主化以後における政黨體制の構造と變化 | 朴常勳
東アジアの經濟と韓國の87年體制 | 李日榮
80年代後半以後における經濟構造變化の意味 | 劉哲奎

「創批言説總書」第三巻 
新自由主義代案論 :
新自由主義あるいは市場萬能主義を乗り越えて
(崔兌旭 編)
序章 新自由主義はどこから来てどこに向かうか
第1部 新自由主義正しく捉えて
世界金融危機以後の新自由主義の行方 | 林源赫
新自由主義、グローバリゼーション、韓國經濟 | 柳鍾一
金大中-盧武鉉政權は市場萬能主義であるか | 金基元
第2部 新自由主義の現場
新自由主義と格差社會化 | 田炳裕
新自由主義と非正規職勞動 | 李秉勳
李明博政府と新自由主義 | 李根
第3部 新自由主義の代案模索
新自由主義と代案體制 | 鄭勝日
新自由主義の代案具現の政治制度的な條件 | 崔兌旭
新自由主義の未來と韓半島の時間表 | 白樂晴
代案體制の摸索と「韓半島經濟」 | 徐東晩
「韓半島經濟」の經濟制度の構想 | 李日榮
東アジアの地域間協力體制の推進を提唱する | 崔兌旭

 

 

 

發刊のことば

 

「創批言説總書」の発刊において

 

韓國社會で變革の方向とそのための新たな主體形成に対する關心がいつもより熱い現在、創刊43周年を向かえて季刊『創作と批評』と出版社創批は「創批言説總書」を新しく出版して読者の要求に答えようとする。

 

「創造と抵抗の姿勢」を引き締める「拠点」としての役割を誓って出帆した『創作と批評』は1970、80年代と90年代にかけて民族文學論、リアリズム論、分斷體制論、東アジア論など韓国社会の現實に基づいた實踐的言説を提起して社會的に擴散しながら一定の成果をあげた。2000年代に入っても二重課題論、87年體制論など旣存の問題意識を引き継ぎながら變化する狀況に対応する新たな言説を通じて理論的な模索と實踐活動の捨て石になろうとした。季刊誌の特輯などで最近提起してきたこのような言説の一部を今回に單行本の形式に編纂したのは韓国の知的軌跡に対する一つの中間決算でもある。

 

總書の刊行に際して、私たちが季刊誌創刊40周年を向かえて約束したことを振り返ってみる。創批がこの時代の要求に応じる課題遂行により多くの人々が参加できるように先立つが、単純に公論の場を提供することを越えて「創批式の言説」を作り上げると述べた。
そして「創批式の言説」は「創批式の書き方」によって裏付けられると言った。ここで言う「創批式の書き方」とは現実問題に基づいて鋭く批評しまた代案を提示する論爭的書き方を意味するが、これこそ文學的想像力と現場の實踐經驗及び人文社會科學的認識の結び付きを図る創批がだれよりできるべきのことである。私たちはそのことにそれなりに誠をこめて期待にこたえようという姿勢を保ってきた。

 

私たちは韓国が直面したいろんな問題に対する現實對應力が韓半島の中長期的な發展展望と繋がっていないと完全に作動できないという問題意識に基づいて、韓国社会の主流と非主流の境界を越え行き来し、大きな言説と具體的な實踐課題の議論をあわせながら批判的かつ均衡をとった言説を開拓するにおいて一助してきたと自負する。

 

このような努力がよりいっそう多くの共感を得ることを望んでこの總書を刊行する。今年は出版社創批が設立して35周年でもあり、その出發の意義がいっそう新しい。

 

「創批言説總書」という名を共有する本がすべて同じ性格ではない。創批が開発し先駆けとして引っ張ってきた言説もあるし、また韓国社会のいろんなところで行われる議論に創批が一役を担当した場合もある。また、總書に該当するテーマに対して見解が必ず一致している論文ばかりを收錄したり、すべての論文が同一の方向性をもつようにして編纂していない。しかし、「創批言説總書」の名に値するほどの特色と‘有機的に関連された指向點を保つように努力した。
今回の一次分に引き続き、これからも創批の言説に反響があるかぎり、その成果を編みだす作業は続けていきたい。總書の刊行をきっかけに韓国社会の中はもちろん、東アジアと世界に至るまで疎通の範圍が擴散されることが私たちの切なる願いである。

 

2009年 4月
「創批言説總書」刊行委員陣を代表して
白永瑞

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