[特集]金大中思想とK民主主義/李南周(イ・ナムジュ)
特集
本号の特集「K民主主義の躍進」は内乱の暴力が持つ深い闇を乗り越え、光で切り開く新時代の可能性を模索する。李南周の評論は「K談論を模索する」連続企画の五つ目の文章で、「変革的中道」の観点から金大中(キム・デジュン)思想を論じる。市場経済と南北関係を民主主義の前進と連動させて思惟した金大中の先駆的洞察を紹介する。数多い苦難の中でも民衆に対する信義を失わず、去るキャンドルデモを、平和が維持された直接民主主義として評価した金大中の発言を通じて、韓国の民主市民の潜在力が世界のなかで一つの希望となり得ることを述べる。